何らかのソフトウェア開発の業務経験があるなら、その経験を活かしアプリ開発の仕事にも挑戦できます。

ただしスマートフォン向けにアプリ開発を行う場合には、ハードウェアの特性について独学でも十分なリサーチを必要とします。これまでパソコンやサーバーなどのソフトウェア開発に携わってきた経験も、スマートフォン向けであるとそのままでは活かせない可能性があるのです。

スマートフォンは携帯端末であることから、パソコンなどと比べるとハードウェア面での制約があります。またバッテリー駆動という条件から、CPUなどの情報処理能力をフル活用すると電力消費が問題となります。そのためスマートフォン向けにアプリ開発することを念頭に入れて、開発を始める必要があります。
アプリのデメリットを理解していれば、その条件にあったソフトウェアを開発すれば問題は解決できます。

また開発中のアプリは、シミュレーターや実機で定期的に動作チェックし、問題がないかどうか確かめる必要があります。想定上ではうまく機能すると考えていても、実機で動作させてみるとトラブルが生じるケースもあるのです。
アプリの開発に初めて独学でチャレンジするとハードウェア面での制約に戸惑う事は多く、できれば開発前にアプリの開発セミナーなどに参加しノウハウを吸収した方が良いでしょう。

パソコンやサーバーのソフトウェア開発に比べると簡単だからと油断すると足元をすくわれる事も考えられ、開発前の十分な情報収集など準備が欠かせません。